開催概要京都国際映画祭に向けて

京都国際映画祭実行委員会 名誉委員長 中島貞夫

京都国際映画祭も年を重ね五年目を迎えました。これもひとえに皆様方のご支援があったればこそと、深く感謝を致しております。
私事になりますが、私にはこの映画祭の場でどうしてもやり遂げねばならぬことがございました。それは京都の映画界で育てて頂いた一人の映画人として、何としてでも今、京都伝統的な作品であるちゃんばら映画をつくり、それをこの映画祭で発信することでした。
ちゃんばらは、映画のふるさと京都が産み出した、実に高度なパフォーマンス芸術です。その伝統だけは、何としても消滅させるわけにはいかない。その一念でこの数年間取り組んできた「多十郎殉愛記」がやっと完成をみ、今回の映画祭でのクロージング上映も決まりました。ご支援下された多くの人々に深く感謝いたしますと共に、この上映が成功裏に終りますよう重ねて皆様にお願い申し上げ、ご挨拶にかえさせて頂きます。
中島貞夫

京都国際映画祭実行委員会 実行委員長中村伊知哉

「映画もアートもその他もぜんぶ」、記念すべき第5回です。
千年の文化が息づき、映画・ゲーム・アニメ、ポップカルチャーを創り続ける街。
海外で展開するハイテク企業が集積し、ノーベル賞学者を生み続ける町。
観光人気ランキングで世界トップを競い続け、文化庁が置かれる都市。
京都のみんな、京都を愛するみんながつながって、「ぜんぶ」を楽しみ、創り、発信します。
伝統を受け継ぎ、パンクな文化を弾き出します。
人材の育成、才能の発掘にも努めます。
暮らしと精神、人と地域、過去と未来をつなぎます。
今回のコピーは「京都上映中。」。
中島貞夫監督20年ぶりの作品「多十郎殉愛記」、京都による京都の映画、 そのワールドプレミア上映が大きな華を添えます。
よろしゅうに!
中村伊知哉

京都市長門川大作

映画の枠を越え,伝統工芸や現代アート,食など「ありとあらゆる表現」に果敢に挑戦してきたこの「京都国際映画祭」。京都から様々な文化を創造・発信してきた本祭典が,毎年進化を続け,本年5回目の節目を迎えることを心から嬉しく思います。
これまで本映画祭の発展を支えてこられた中島貞夫名誉実行委員長並びに中村伊知哉実行委員長,そして溢れんばかりのアイデアで魅力的な企画を生み出してこられた吉本興業株式会社をはじめ,全ての関係者の皆様に深く敬意と感謝の意を表します。
 今回は,明治初期に町衆の力で創設された番組小学校の一つ・淳風小学校が新たに会場に加わるなど,京都のまちと更に融合した映画祭となります。これまで以上に多くの皆様を巻き込み,大いに盛り上がりを見せてくれることと確信しています。
本年は,京都が最高の都市理念として掲げた「世界文化自由都市宣言」から40年の節目の年でもあります。本市といたしましては,宣言に掲げる「優れた文化を創造し続ける永久に新しい文化都市」を目指し,皆様と共にこの映画祭を全力で支援してまいります。御理解,御協力をお願い申し上げます。
門川大作
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