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京都国際映画祭2019 開催の結果報告

2019年10月20日(日) お知らせ

京都国際映画祭2019 開催の結果報告

京都国際映画祭2019は、10月20日(日)に全ての日程を終了しました。
今回の開催について、主な結果を報告させていたします。

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牧野省三賞・三船敏郎賞

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牧野省三賞
受賞者 津川雅彦


-- 受賞コメント --
※津川雅彦さん御令嬢 真由子さんコメント 由緒ある賞ですが、身内の賞であるため、父は身内が持ってどうするんだとずっと辞退していました。けれど牧野省三没90年、父が亡くなり1周忌なのでいただくことにしました。父も喜んでいると思います。

-- 牧野省三賞 選考理由 --
審査委員会
善人と悪人の別なく、ときに重厚ときに軽妙、自在な演技で、演じる人物の内面に陰影をほどこし、くっきりとした人間を造形した。税務署のお役人から永井荷風、東条英機まで。06年(平成18年)「寝ずの番」をはじめ、マキノ雅彦名の監督作品もある。しかし津川雅彦の70年を超える映画活動は俳優、監督にとどまらない。 映画は初め、親が子へと仕事を引き継ぐ家業だった。牧野省三の血筋がそれを語っている。映画史100年の半ばを経て、やがて映画は巨費を投じて適材を適所で動かす企業活動となった。家業から企業へ。津川雅彦はその二つを一身に生き、その立場から、歯に衣着せず日本映画の伝統を代弁した。こうした映画人はもう現れない。牧野省三賞によって、あらためて氏を顕彰する所以である。

三船敏郎賞
受賞者 中井貴一


-- 受賞コメント --
賞っていうのは本当に励みになると思います。もうすぐ僕たちは60になるわけですが、自分たちがそんな歳になると思ってもみなくて、がむしゃらにこの世界で走ってきたんですけど、この歳になって賞をいただけるのは、「もう一度ここからがんばれよ」と言われている気がします。しかも先輩の名前がついている賞ですから、「しっかりやれ」と言われている気がします。

-- 三船敏郎賞 選考理由 --
審査委員会 奥山和由
常に日本映画の真ん中にいて、主演が似合う王道の華をもつ俳優。彼がスクリーンに存在するだけで、その映画の品格とグレードを上げてしてしまう。喜劇、悲劇、シリアスからコメディ、ラブストーリーからアクションまでありとあらゆる演技を見事にこなし続け、今や押しも押されもしない大作には必要不可欠な名優となった。
「記憶にございません!」の大ヒットは記憶に新しいところ。

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クリエイターズ・ファクトリー

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映像、音楽、絵画、写真、アニメ、CG、ファッション、工芸など様々なジャンルのクリエイターが表現できる場を作り、才能あるクリエイターの発掘、育成を目指し、世界に発信する公募型プロジェクト。 アート部門では、絵画、工芸、写真、立体造形などのアートジャンルが応募対象です。また、子どもの自由な発想から生まれるアートを対象とした「子ども部門」も設立されています。 「映像部門」「アート部門・子ども部門」全応募者を対象に審査員による選考が行われ、それぞれ「イオンシネマ京都桂川」「元淳風小学校」での上映、展示を行いました。
映像部門 - 応募総数: 111作品
アート部門 -応募総数: 128作品 (アート部門: 65作品、子ども部門: 63作品)

エンターテインメント映像部門
最優秀賞:松尾豪監督『グラフィティ・グラフィティ!』
優秀賞:松尾豪監督『グラフィティ・グラフィティ!』
優秀賞:上條大輔監督『僕だけは知っている』
優秀賞:竹中貞人監督『羊と蜜柑と日曜日』
観客賞:松尾豪監督『グラフィティ・グラフィティ!』
審査員一同特別賞:池田周治監督『トイペ!』

アート部門
優秀賞:山本アンディ彩果さん『エターナルストーリー』

子ども部門
優秀賞:山口果歩さん(5歳)『ザリガニ』

-- エンターテインメント映像部門最優秀賞:松尾豪監督 受賞コメント --
この度は観客賞、グランプリのW受賞とても嬉しいです!『グラフィティ・グラフィティ!』はキャスト・スタッフ一同が、目一杯のクリエイティブをギュッと詰め込んだ結晶のような映画です。そして、夢を追う人たちの背中をそっと押すような作品でもあります。是非多くの方、特に若い世代にこの映画が届けばいいなと思っています。もちろん、次回作はもっともっと面白い映画を構想中ですので、応援していただければ幸いです!

-- アート部門優秀賞 山本アンディ彩果さん 受賞コメント --
この度は優秀賞というすばらしい賞をいただき有難うございます。この「エターナルストーリー」という作品は、認知症の祖父と二人で暮らす日々の中で「記憶」の事を考えながら作りました。物語の本は「記憶」、少しづつ溶けていく砂糖の結晶は「記憶を留めようとする力」を表しています。作品を見てくれた人が「記憶」というものに対して考えるきっかけになれたらと思い、ここで発表しました。この賞が今後の作家として活動していく活力になります。選んでくださってとても嬉しいです。

-- 子ども部門優秀賞 山口果歩さん(5歳) 受賞コメント --
うれしいです。絵を描くのが大好きです。

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開催期間中鑑賞・体験者数
約202,000人

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2019年10月17日(木)から20日(日)までの4日間、映画祭各開催会場で、約202,000人の方に映画祭をご鑑賞・ご体験頂きました。
ほか、プレ企画への参加・鑑賞、大型アート作品、百貨店・競馬場等での展示など、多数の方々に映画祭にご参加頂きました。

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映画上映: 104作品、アート作: 573展示
参加アーティスト: 約348名 実施アート: 43企画

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映画祭期間中の映画の上映作品本数は104作品となりました。よしもと祇園花月・イオンシネマ京都桂川・TOHOシネマズ二条・T・ジョイ京都・京都シネマ・大江能楽堂にて上映され多くのお客様にご来場いただきました。
また、アート作品は、573展示となり、元淳風小学校を始め14会場で展示がおこなわれ連日、多くのお客様にご来場いただきました。

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映画発祥の地ならではの様々な趣向を凝らした京都の映画祭や映画・アートイベントと連携させていただきました

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京都には、「京都国際映画祭」だけでなく、映画発祥の地ならではの様々な趣向を凝らした映画祭や、映画イベントがたくさん開催されています。そんな京都で開催されている映画祭やイベントと連携させていただきました。
【連携映画祭】
祇園天幕映画祭、京まちなか映画祭、京都アマチュア映像祭、京都国際インディーズ映画祭、京都国際学生映画祭(招待上映企画)、京都国際子ども映画祭、 京都大学東南アジア地域研究研究所(Visual Documentary Project)
【連携企画】
マキノ省三先生没後90年記念事業、京都文化力プロジェクト「京都・くらしの文化まつり」、 下京区140周年記念事業、Sayoko Hirano個展「いのちの音」、嵯峨美術大学「JAPAN ART超訳:萌えの研究シンポジウム」、artKYOTO、MAGIC KYOTO 2019、笑顔と共に新しい時代を照らす-京の灯り展-

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西本願寺 南能舞台にてオープニングセレモニー開催

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10月17日に「古都京都の文化財」として、世界遺産に登録されている西本願寺の重要文化財である南能舞台、国宝の書院にてオープニングセレモニーが華々しく行われ、世界的な俳優や監督を称え、「牧野省三賞」を受賞された故津川雅彦さん、「三船敏郎賞」を受賞された中井喜一さんの授賞式が行われました。また、セレモニーでは430名の出席者が参列しました。

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草間彌生さんのドキュメンタリー「草間彌生∞INFINITY」をはじめとした特別招待作品、牧野省三没後90年企画、深作欣二特集 TV DIRECTOR’S MOVIEなど多彩なラインナップを上映

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【特別招待作品】
『草間彌生∞INFINITY』『BLACKFOX:Age of the Ninja』 他
【TV DIRECTOR'S MOVIE】
『僕の好きな女の子』『生理ちゃん』『酔うと化け物になる父がつらい』『甘いお酒でうがい』他
【深作欣二特集vol.2】
『華の乱』『火宅の人』『浪人街・予告編 !』他
【牧野省三没後90年企画】
『雄呂血』『牧野省三と殺陣』

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『ありがたやぁ』をテーマにさまざまな会場でアート展示・イベントを実施

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【元淳風小学校】
今回のメイン会場。平成29年、市立醍泉小学校との統合のため閉校した明治2年創立、147年の歴史を誇る趣ある校舎をお借りし、子供から大人まで楽しめるアート企画を展開しました。
STRONG BEAUTY & ART ~プロレス 島原 秋の陣~、菩須彦&padGALLERY『POWER ART』、島原マーケット、さがそう!ちかくのありがとうアイテム展他
【島原地区(嶋原商店街・BAMI gallery)】
下京区140周年記念事業 島原フェス、BAMI gallery『チョークアート展』
【藤井大丸】
辻野孝明『Costumes Exhibition Rock-et film』
【岡崎公園】
佐川好弘『胸の土器土器』
【haku】
トミモとあきな『HUMAN < 3』
【京都競馬場】
菩須彦ディレクション padGALLERY アート&ビルド班「巨大オブジェ『インスタアート』&『Art Fest P.A.D.』」
【イオンモールKYOTO・京都桂川・京都五条】
キッズショートムービーコンテスト2019
【京都ホテルオークラ】
Sayoko Hirano展『いのちの音』
【y gion】
京都国際映画祭2019プレイベント『Ygion×Yoshimoto Art』

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『SDGs~世界を変えるための17の目標』
映画祭期間中、新喜劇とSDGs‐1グランプリなどを通じて、SDGsのメッセージを伝えました。

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『SDGs花月』
第1部では、人気芸人が17の目標「SDGs」を盛り込んだネタを披露し、優勝者を決定する『SDGs-1グランプリ』を開催。かまいたち、ゆりやんレトリィバァ、アキナ、笑福亭鶴笑をおさえ、見事、EXITが優勝しました。
第2部では、川畑泰史・すっちー・酒井藍の3座長が出演する『SDGs吉本新喜劇』を開催し、SDGs17の開発目標の、その13『気候変動に具体的な対策を』をテーマにした新喜劇を披露しました。

『イオンプレゼンツ!クイズで学ぼうSDGs』
イオンモール京都桂川にて10月19日(土)、同イベントが開催。フードロス編(12:00~)にはパンサー、ミキ、令和喜多みなみ、認知予防編(17:00~)には次長課長・河本、銀シャリ、アインシュタインが出演しました。イオンモールと、京都市のSDGsの活動について、クイズで当てるというイベントで会場が盛り上がりました。

未来言語×京都国際映画祭 『パラアートフェス』
視覚障がい/聴覚障がい/知的障がい/言語難民といった「障がい」をテーマにした多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集まりコミュニケーションについて考えるプロジェクト「未来言語」とコラボした展示『DARE(だれ)展』と、ワークショップ『未来言語ワークショップ&アートオーク笑』を実施しました。ワークショップには、国連広報局根本様にもご参加いただきました。

『そうだ!どんどん がんばろう!スタンプラリー』
岡崎公園にて、タレントのスタンプを集めながら、ゲーム感覚でSDGsに触れる参加型イベントを実施しました。

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芸人×人生会議プロジェクト『人生最期に笑う為のネタライブ』
ミキ、ゆりやんレトリィバァ、銀シャリら人気芸人が「人生会議」を楽しくわかりやすく紹介しました。

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厚生労働省の取り組みのひとつであります、もしもの時のために、前もって本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組「人生会議」の普及啓発イベントとして、ミキ、ゆりやんレトリィバァ、銀シャリら人気芸人が「人生最期まで笑って過ごす」をテーマに、ネタを披露。「人生会議」を楽しく学びながら、ふだんは話題にしづらい”人生の最期”について、明るく、楽しく、皆さんに考えてもらうきっかけとなるイベントを行いました。終演後の会見では出演者から「若い人にも多く来場いただき、皆さんも人生会議に興味があるんだなと感じました。我々芸人もこれを機会に楽しく最期を迎えられるようにできたらなと思いました。」と振り返りました。

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総括コメント

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京都国際映画祭アートプランナー
おかけんた

島原フェスで嶋原商店街の路上に描かれた、子供たちのカラフルなチョークアート。その個々のチョーク画を全体的に見てみると、まるで光に包まれた印象派絵画のよう。今年のアートのテーマ「ありがたやぁ」には、昭和の時代をベースにした人との繋がりや価値とは?という問い掛けがあり、ディストピア(暗黒世界)が人気を博している現代を少しでもユートピア(理想郷)色に染めたい。そんな思いが天に通じたのか、チョークアート&パレードが終わった島原の空には虹が。来年の更なるユートピアへの架け橋になりますように。

京都国際映画祭総合プロデューサー
奥山和由

映画の歴史を振り返り、未来を見据え、現代の我々が何を成すべきかを知る映画祭。この京都ならではの映画祭の本質が参加してくださる皆さんに浸透してきた実感があります。その土台のもとに、今後は徐々に先端的自由表現の開発へとウエイトをかけていきたい。そして第10回の時までには、世界のクリエイターが京都国際映画祭にチャンスを求めに訪れる映画祭になることを目標にしたいと思います。

京都国際映画祭実行委員会 名誉実行委員長
中島貞夫

今回のプログラムは、京都は映画のふるさとだと皆さんにご理解して頂けたのではないかと思います。
イベント会場は集客も増し、映画祭が皆さんに支持されている証だと感じています。

京都国際映画祭実行委員会 実行委員長
中村伊知哉

今年も西本願寺でのオープニングに始まり、没後90年の牧野省三さんの作品はじめ話題作の上映、アートでのプロレス公演、子ども向けワークショップコレクション、あちこちでのお笑い舞台など、「映画もアートもその他もぜんぶ」という世界に例のないイベントを楽しんでいただけたと思います。もう6年生ですが、ますます今後の広がりを感じました。

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開催概要

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【日程】
開催:2019年10月17日(木)~20日(日) 4日間開催

【開催会場】 29会場
よしもと祇園花月 - 10月18日(金)~20日(日)
元淳風小学校 - 10月17日(金)~20日(日)
岡崎公園 - 10月18日(金)~20日(日)
島原地区 - 10月19日(土)・20日(日)
大江能楽堂 - 10月18日(金)~20日(日)
TOHOシネマズ二条 - 10月18日(金)~20日(日)
T・ジョイ京都 - 10月17日(木)~19日(土)
イオンシネマ京都桂川 - 10月18日(金)~20日(日)
京都シネマ - 10月19日(土)・20日(日)
ワコールスタディホール京都 - 10月18日(金)
haku - 10月16日(水)~27日(日)
藤井大丸 - 10月 8日(火)~20日(日)
京都競馬場 - 10月12日(土)~14日(月・祝)、19日(土)、20日(日)
京都タワーサンド - 10月17日(木)・18日(金)・20日(日)
イオンモール京都五条 - 10月19日(土)・20日(日)
イオンモールKYOTO - 10月19日(土)・20日(日)
イオンモール京都桂川 - 10月19日(土)・20日(日)
イオンモール久御山 - 10月19日(土)・20日(日)
イオンモール高の原 - 10月19日(土)・20日(日)
イオン洛南ショッピングセンター - 10月19日(土)・20日(日)
イオンモール草津 - 10月19日(土)・20日(日)
イオン近江八幡ショッピングセンター - 10月19日(土)・20日(日)
嶋原商店街 - 10月20日(日)
BAMI gallery - 10月19日(土)
京都ホテルオークラ - 10月 1日(火)~31日(木)
y gion - 7月24日(水)~8月25日(日)
嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 - 10月19日(土)
京都経済センター2階京都産業会館ホール - 10月19日(土)
西本願寺 - 10月17日(木)

【主催】
京都国際映画祭実行委員会
【運営】
株式会社きょうのよしもと
※京都国際映画祭実行委員会より運営を委託された会社です。

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