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西本願寺 第25代専如ご門主の伝灯奉告法要を記念して重要文化財【伝道院】でアートプログラム『灯を伝う』、【安穏殿】で特別映画プログラム『チャップリン特集』の上映を実施!発表会見では〝よしもとのチャップリン〟こと坂田利夫が特別ゲストで登場!!

2016年10月7日(金) レポート

「京都国際映画祭」は、過去2回にわたり、京都の皆様と連携して様々な場所で映画の上映やアートの展示を行ってきました。3回目を迎える今年は、伝灯奉告法要を今秋に控える西本願寺をサテライト会場として使用し、様々なプログラムを実施します!

アートプログラム『灯を伝う』は、僧侶の研修施設として普段は一般入場ができない重要文化財「伝道院」を映画祭期間中のみ特別に一般公開し、伝えるべき大切な想いをカタチにする国内外アーティストによる企画展示を実施します。そして、白州境内に位置する「安穏殿」では特別映画プログラムとして『チャップリン特集』の上映を実施します。

10月4日には、京都国際映画祭アートプランナーを務めるおかけんたの司会進行の元、「京都国際映画祭2016 」西本願寺会場・実施プログラムの説明があり、"よしもとのチャップリン"こと坂田利夫が特別ゲストで登場! 会見に華を添えました。

まずはゲストの皆様からご挨拶がありました。

西本願寺 本多隆朗様は「世界文化遺産の中にある安穏殿ですが、『京都国際映画祭』にふさわしい場所だと思います。今日はどうぞいろんな形で伝播していただければと思います。よろしくお願いします」とご挨拶。

続いて建築史家・倉方俊輔様より「この場所自体が素晴らしく、場所と映画・アート、その間に入る建築と。伝道院という重要文化財で変わった建物で楽しんでいただきたいです」とのお言葉がありました。

アーティストの林勇気様からは「非常に素晴らしい空間で映像作品を展示させていただき、非常に楽しみにしております。映画祭はアートや建築作品も同時に展示されるので、併せて楽しんでいただければと思います」との意気込みが。

脚本家、日本チャップリン協会 会長・大野裕之様は「西本願寺でチャップリンの特集上映があるということで、嬉しく思っています。チャップリンは親日家でいらっしゃって、京都にも1936年、1961年2回来日なさって、この伝統文化をとても愛してくださいました。そんなゆかりの場所で上映できることは本当に特別なことだと思います」と喜びの声をいただきました。

なぜ西本願寺が「京都国際映画祭2016」の会場になったのかというご説明が本田様よりあり、伝灯奉告法要が始まる時期と「京都国際映画祭2016」の開催時期が合ったことから、これまで西本願寺に足を踏み入れたことのない方やどんなところか行ってみようかと思っている方、ご縁なき人々に西本願寺に足を運んでいただければという思いがあったとのご説明がありました。また、お寺は人々の喜怒哀楽があふれる場所とあって、「京都国際映画祭」にふさわしいのではないかとご説明がありました。

建築家の倉方様から伝道院についてのご説明もいただきました。伊東忠太さんという方が1900年代初頭に、世界一周の建築留学の旅に出られた後に立てられた建物が伝道院で、国際性豊かな施しのある建築としてはもちろん、伊東さんの遊び心でもある妖怪をモチーフにした飾りも見ものだそうです。「普段は入れない、足を踏み入れない場所に市民を巻き込むのはすばらしい、町ぐるみのイベントだと思います」と、絶好の機会だとアピール。伝道院では、世界の建築500個のミニチュアの展示や、現代の建築家の遠藤秀平さんとのトークも予定しています。

そしてけんたが大ファンだという林様から、展示される映像作品ついてのご説明がありました。「僕は映像やインターネットの画像の成り立ちとか特徴について考えた作品を最近作っているんですが、デジタル映像の在り方を考えたとき、たとえばモニターで映すと四角に映るんですけど、プロジェクションで斜めのところに映像を映すと映像がひずむんです。それも映像の特徴かなと思っていますので、まず映像が光であるということをかんがみて、映像をひずませながら映像作品を展示したいと考えています」とのこと。「観ていると宇宙のような壮大なイメージが浮かんでくる」とけんた、ぜひ会場でお楽しみください!

続いて、『チャップリン特集』の上映に関して、大野様よりご説明が。「西本願寺の安穏殿では、「キッド」「ライムライト」「パリの女性」を上映します。おなじみの大名作ですが、2002年くらいからデジタル修復をしていて、今回、最先端の修復技術、4K技術でやったので、公開当時の新しさで、ここで見ることができます」と、この期間でしか観られないものが上映されます。

また、世界初公開のフィルムもご用意されているとか!?「チャップリンのNGフィルム集を10分間、公開します。10月15日(土)の15時から『キッド』という作品を上映した後に、考えています。チャップリンは完璧主義者で有名ですが、完璧主義者であるがゆえに大量のNGフィルムがたくさん出たんです。それが1980年代に奇跡的に見つかって、その数は400巻くらいあります。今までそのフィルムを使ってテレビ番組も作られたことがあるのですが、今回はそういうものでも公開されていない、とても面白いものがまだありますので、それをぜひ世界初公開で見てもらいたいと思います」と大野さん。この機会をどうぞお見逃しなく!

そんなNGフィルム集について、「絶対にお見せしたいのが、1917年公開の『チャップリンの移民』という映画です。船の上で博打を打つ2分半ほどのシーンがあるんです。それがすごく面白いんです。このギャグは本編には入っていません。あと『街の灯』(1931年公開)の完成版では使われなかった幻のオープニングシーンも面白くて、そちらも考えています」とのこと。ぜひご期待ください!

ここでけんたがペシャルゲストを呼び込みました。"よしもとのチャップリン"との触れ込みで登場したのは、坂田利夫! 「まいど~!」とご挨拶に続けて「アッホ、どうもありがとうさん!」とギャグを連発。なんと、坂田はチャップリンの映画からギャグのヒントを得ていたとか(!?)で、「よく教えてもらいました。『よいとせのことせ』を教えてもらって、これで家を買ったんや。チャップリンさんに教えてもらったんや。どうもありがとさん!」。突然、椅子に座り、感謝の気持ちを体で表しますと、両手と両足を交互に叩くギャグも披露しました。こちらも映画から発想したとのこと。

ちなみに坂田の好きな映画は『独裁者』で、「ヒトラーの全盛期、1940年に作ったヒトラーの独裁者とユダヤ人の一人二役を演じた映画です」と大野さんからのご説明もありました。

最後に坂田はカメラ目線で「私が芸能界に入ったとき、大阪の新歌舞伎座、東京の帝国劇場、3つ目が京都の西本願寺、ここに出たかったんやがな~。絶対西本願寺に来たかったんや!」と笑わせ、西本願寺で絶対、結婚式上げようと思ってたんや~!と大胆告白。「言うてもたー! 相手はおらへんよ。ナイティナインの岡村と"お互いに結構しよう"と。でも、先に結婚したら潰してまうと。うちのおふくろね、今年100歳になって、「お母ちゃんの元気なうちにお前の花嫁見たいわ」と言われて、私、涙が出たよ! 今年のうちにお嫁さんをもらうよ!」と息巻いていました。

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西本願寺で上映、展示、開催される映画・アート・イベントの詳細はこちら

http://kiff.kyoto.jp/schedule/?date=1&stage=23

 

 

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